NE52モニタ「曽於市立末吉中学校」



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教則本「ナチュラルアンブシュア52週間(NE52)」
モニタ楽団募集!に応募してくださった第2号楽団
は、鹿児島県曽於市立末吉中学校吹奏楽部です。モ
ニタ期間は2010年8月〜2011年7月。指導者の先生
から毎月レポートが届きますので、以下に掲載いた
します。




【インデクス】
2010年7月の現状
2010年8月末レポート
2010年9月末レポート
2010年10月末レポート
2010年11月末レポート
2010年12月末レポート
2011年1月末レポート
2011年2月末レポート
2011年3月末レポート
2011年4月末レポート
2011年5・6月レポート
2011年7月レポート
一年間を振り返って




<ト音>

<ヘ音>







2010年7月の現状

●学校名 
 曽於市立末吉中学校
●住所 
 899-8605 鹿児島県曽於市末吉町二之方2101
●生徒人数 
 学年別 3年生17名 2年生16名 1年生16名 計49名
 楽器別 Fl,Picc 6名 Cl 11名 Sax 5名
     Hr 4名 Tp 6名 Tb 4名 Euph 2名 
     Tu 2名 Cb 2名 Per 7名
○金管楽器
<トランペット>3年:1人、2年:3人、1年:2人
<ホルン>3年:1人、2年:2人、1年:1人
<トロンボーン>3年:2人、2年:1人、1年:1人
<ユーフォニアム>3年:0人、2年:1人、1年:1人
<テューバ>3年:0人、2年:1人、1年:1人

●年間の活動状況
 4月 入学式・生徒会入会式演奏
 7月 音楽コンクール「春の祭典」出場
    吹奏楽コンクール県予選出場
 8月 サマーフェスティバルパレード演奏
 9月 体育大会演奏
    定期演奏会
 10〜3月 各種地域演奏会演奏
●コンクール成績
  2007 平成19年度 県予選銀賞
  2008 平成20年度 県予選金賞
  2009 平成21年度 県予選金賞
●最近取り組んでいる曲
 バレエ音楽「ガイーヌ」より 
 序奏 友情の踊り アイシェの孤独 剣の舞 収穫祭
 本年度課題曲「汐風のマーチ」
 本年度課題曲「オーディナリーマーチ」
 海を越える握手
●指導者
 顧問 比良 吉雅
 鹿児島大学理学部物理学科卒 教員免許は中・高1
 種(理科) 2002年鹿児島県の中学校教諭として
 採用される。ピアノを5歳、チューバを13歳から
 始める。チューバは中・高・大と吹奏楽部に所属。
 鹿児島大学学友会吹奏楽団では指揮者も経験する。
 エスポワールウインドオーケストラ所属
●練習頻度と練習内容
 毎週6日練習(基本日曜日が休み。コンクール前
 は月曜日が休み)
 平日2時間程度 休日5時間程度の練習
●練習メニュー
 基礎合奏(20分程度)
 スケールB♭,A♭,Cを中心に  ロングトーン
 ブレンド練習(3度もしくは5度の2音での練習)
 カデンツ練習
 リズム練習
 譜読み奏
 曲を半分のテンポでゆっくりと音の長さピッチに
 気をつけて通る。
 合奏練習
 個人・パート練習
●外部指導者
 トランペット 大迫伸一 
 略歴 大分県立芸術短期大学(現、芸術文化短期
 大学)器楽科(トランペット)卒業
●外部指導者による指導頻度と指導内容
 指導頻度 だいたい2週間に1回のペースでトラン
 ペットのみ指導
 指導内容 奏法、個人練習メニューの指導、曲の
 指導など

●外部指導者から見た金管の現状(楽器別)
 <トランペット>トランペットは各自の技術にか
 なりの個人差がみられるため、パート全体に対す
 る指導に限界を感じてきており、個人指導への切
 り替えを検討中。
<ホルン> 高音があたらない。
<トロンボーン> 音量が小さい。音が飛ばない。
<ユーフォニアム> 音が後鳴りをする。
<テューバ> アタックが不安定。音量が小さい。
●金管の現在のおもな練習内容(楽器別)
 各楽器共通
 ロングトーン・スケール・リップスラー・タンギ
 ング等を個人・パートで。その後,曲練習。
●金管の現在のおもな練習時間(楽器別)
 各楽器共通
 平日 それぞれ集合し次第,音出しをし,基礎合
 奏(バランス練習・ロングトーン・リズム練習・
 カデンツ)を全体で行う。その後,個人・パート
 での練習や合奏など 2時間程度。
 休日 中身については平日と同様。5時間程度。

***





2010年8月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第1回レポート(平成22年8月31日)

末吉中吹奏楽部は7月のコンクール終了後、長期の
夏期休暇に入り練習再開はお盆を過ぎた週からとな
った。

8月21日(土)がNE52への取り組み初日という
ことで、1時間ほどオリエンテーションを行い
NE52の配布及び5〜9ページの読み合わせと若干
の説明を行った。
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トランペットパートは定期的に指導を行っていたの
で、理解も早いようだったが、他のパートにとって
は初めて聞くことが多く、顔色を見る限りでは理解
に個人差あるようだった。今後、個人指導をすすめ
る際に個別に説明をしていきたい。
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NE52の説明の他に、音をイメージすることの大切さ、
なにより、根気強くあきらめずにつづけて行くこと
が大切であることを伝えた。

そして、根気強く続けるためのお助けアイテムとし
て、以下のような用紙を配布し、使用方法の説明を
行った。
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8月28日(土)、導入後2回目の指導を行った。
この日は、1人10分間の持ち時間で、Lesson 1
について金管楽器全員のチェックを行った。

◎各パートの状況
・トランペット
 音の出だしのアタックが強い
 息の量が少ないため、音量が小さい
 MPの位置が低い生徒がいたので修正
 1年生は楽器の持ち方についても指導
・ホルン
 全体的によく音が出ている、
 Lesson2に取り組む際、音程が悪いため、チューナ
 ーを使って取り組むよう指導
 響きを意識して、息を吐ききるよう指導
・トロンボーン
 フェルマータで音をのばしている際、途中で音が濁る
 息が浅く音も薄いため、もっと深く呼吸するよう指導
 音の立ち上がりが不明瞭
 MPの位置が低い生徒を修正
 音の出だしのアタックが強い
 焦らずゆっくり、休みながら取り組むよう指導
・ユーフォニアム
 音をのばす際、途中で音程が下がるため大きなブレス
 を意識するよう指導
 全体的に音程が不安定なためチューナーを使って
 取り組むよう指導
・テューバ
 音の出だしのアタックが強い
 Lesson1をオクターブ上で取り組んでいたため、
 もう1週取り組むよう指導

◎今月の感想
 今回は期間が短く、現状を把握するのみとなった。
パート毎の状況ににもあるように、思った以上に呼吸
が浅い生徒が多いのに正直、驚いた。
 今後、顧問の先生と相談し、木管も含め、積極的に
呼吸法に取り組む必要性を感じた。
 課題の進捗については約3分の1の生徒に、Lesson1
を再度取り組むよう指導した。

◎今後の課題
 生徒たちには、継続して取り組むためのお助けアイ
テムを作成したが、指導する側も、生徒個人個人の状態
を継続して把握し変化を観察するためのアイテムが必要
と感じた。

◎質問事項
・ホルンはBb管を使っているがそれでよろしいでしょうか?
・「覚えておくべきこと」の2の舌の位置についてテューバ
のように大きなMPでも同じでよろしいでしょうか?
・Lesson2以降のテンポは、四分音符=80位でよろしいでしょうか?

【著者・杉山正からの回答】
・ホルンはBb管を使っているがそれでよろしいでしょうか?
→ それで結構です。
・「覚えておくべきこと」の2の舌の位置についてテューバ
のように大きなMPでも同じでよろしいでしょうか?
→ それで結構です。
・Lesson2以降のテンポは、四分音符=80位でよろしいでしょうか?
→ それで結構です。

***






2010年9月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第2回レポート(平成22年9月30日)

◎最近の部の状況(顧問)
 9月12日(日)に体育大会で演奏を行った。初心者
 の1年生にとってはデビューの舞台となった。

 9月25日(土)に第25回定期演奏会を開催。短期
 間でオリジナルや歌謡曲のアレンジものなど10曲程
 度に取り組んだ。じっくりと2曲に取り組むコンクー
 ルとは異なり,初見力やすばやく楽譜を読み表現する
 力が要求された。

 NE52については体育大会,定期演奏会とイベントに追
 われるなか,特に1・2年生では練習の導入として取
 り組み,基礎を意識する習慣ができつつあるようであ
 る。外部指導者による指導は,行事等があり1度だけ
 行うことができた。全体としては概ね順調に進んでい
 るようだが,学年により取り組みに差があったようだ。
 (3年生は引退ということもあり,モチベーションが
 上がらなかった部分もあるようだ。)

◎練習メニュー(顧問)
●基礎練習・・NE52,JBCバンドスタディ(バランス・
 ブレンド・リズム・カデンツ)等
●曲練習・・体育大会開会式演奏曲・『星条旗よ永遠な
 れ』・『オーディナリーマーチ』           
 定期演奏会演奏曲・『フラッシングウインズ』『シー
 ゲート序曲』など。

◎各パートの状況(外部指導者)
 9月の個人レッスンは9月18日(土)一回のみ行っ
 た。3年生は定期演奏会と引退を目前に控えていると
 いうこともあり、1・2年生のみのレッスンとなった。
 全体的に呼吸が浅く、そのことが音色や音程に影響し
 ているようなので、早い段階での取り組みの必要性を
 感じた。

・トランペット
 前回の指導でMPの位置を修正した生徒は改善されて
 おり音にも変化がみられた
 楽器の持ち方についても改善されていた
・ホルン
 Bb管を使っての練習にとまどいがみられ、うまく音程
 をとらえられていない様子だったので一音一音しっか
 り確認するよう指導した
・トロンボーン
 MPの位置が低かった生徒も位置が改善され音色にも変
 化がみられた
 音の出だしのアタックに改善がみられた
・ユーフォニアム
 音量が小さく、もっと息を使うことを指導
・テューバ
 息の量が少なく、今のままでは全体のサウンドを支える
 には厳しい

◎指導者の感想(顧問)
  特に定期演奏会に向けての取り組みの中で曲の消化に
 忙殺され,全体としての基礎練習への取り組みがコンクー
 ル練習時に比べ甘くなっていたように感じる。そんな中
 でも個人練習時にはNE52の音がまず響いてくるのが確認
 できたので,NE52が浸透しつつあるのが実感できた。
 来月からは3年生も引退し,1・2年生の新体制が始ま
 る。これまで3年生に頼ってきた1・2年生の音をはだ
 かにし,再度落ち着いて基礎力の向上に取り組んでいき
 たい。
 そのための方策として先月のレポートでもテーマとなっ
 た呼吸法への取り組みに力を入れ,バンドに定着させた
 い。

◎ 質問事項(外部指導者)
・ホルンのBb管での練習について、音程が悪いということ
 で下のミの音の指使いを1・2番ではなく3番を使って
 吹いていたものを1・2番を使うよう指導しましたが、
 それでよろしいでしょうか?
・同じく指使いに関して、テューバについて下のレの音を
 4番を使って吹いていたものを1・3番を使うよう指導
 しましたが、それでよろしいでしょうか?

【著者・杉山正からの回答】
・ホルンのBb管での練習について、音程が悪いということ
 で下のミの音の指使いを1・2番ではなく3番を使って
 吹いていたものを1・2番を使うよう指導しましたが、
 それでよろしいでしょうか?
→そうではなく、3番を使わせてください。
・同じく指使いに関して、テューバについて下のレの音を
 4番を使って吹いていたものを1・3番を使うよう指導
 しましたが、それでよろしいでしょうか?
→こちらも4番を使用させて構いません。

***






2010年10月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第3回レポート(平成22年10月31日(日))

◎最近の部の状況(顧問)
  3年生の引退に伴い1・2年生の新体制がスタートし
  た。10月24日,部員全員で「自由演奏会in曽於」に参
  加。杉山淳先生の指導のもと音楽を積極的に楽しむと
  いう,もっとも基本になる部分を部員全員で確認した。

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10月26日の地区音楽発表会への参加。3年生が引退して初
めてのステージであった。講評では,大きさだけでなく表
現としてのダイナミクスレンジの差の重要性などについて
指摘された。

現在は11月初旬の文化祭での発表に向けて練習中である。
NE52については予定通り2度実施できた。子どもたちの中
でもNE52が定着してきていると感じる。

◎練習メニュー
●基礎練習・・NE52,JBCバンドスタディ(バランス・ブ
 レンド・リズム・カデンツ)等
●曲練習・・カンツォーネ・ディ・ブレッツァ(イタリア
 民謡メドレー)
 海兵隊・時代劇スペシャル

◎各パートの状況(外部指導者)
 15名の金管パート全員の進捗状況を把握するため「NE52
 指導カルテ」なるものを作成した。

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 10月は9日、16日、30日の3回の個人指導を行った。

 各パートの状況は以下のとおり
●トランペット(5名)
進捗:Lesson.2~5
進捗にバラツキがみられるのは、最近、他のパートから移っ
てきた生徒がいるため。マウスピースの位置に問題がある生
徒が数名いるが、曲の練習との兼ね合いがあるので、顧問の
先生と相談して、本格的に直していくかを検討したい。

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●ホルン(3名)
進捗:Lesson.4~6
金管パートの中でもっとも進みが早いパート。
低音域の音もだいぶ安定してきた。
運指をしっかり覚えるよう指導した。

●トロンボーン(3名)
進捗:Lesson.3~4
大きく太い音が出るようになってきた。スライドポジション
と各音のピッチに注意を払うよう指導した。

●ユーフォニアム(2名)
進捗:Lesson.4~5
2人ともだいぶ音質が安定してきた。
高音域で唇を横に引く様子が見られたためエアーとタングを
意識するよう指導した。

●テューバ(2名)
進捗:Lesson.4
音に安定感がでてきた。
低音域のピッチを気をつける。上行の際のクレッシェンドを
しっかりするよう指導した。

◎指導者の感想(顧問)
 3年生が引退し,1・2年生での新体制がスタートした。
10月26日の地区の音楽発表会でのデビューに向けての練習が
主なものであった。日没が早くなり,なかなかまとまった練
習時間が確保できないでいるが(16:30~18:00の1時間
半程度),ナチュラルアンブッシュアを中心に個人で基礎練
習に取り組めていたようだ。以前に比べてロングトーンに対
する意識が高まってきているように感じる。
  呼吸法やロングトーンの重要性が徐々に生徒に伝わって
きているのを感じる。「やらされている基礎練習」ではなく,
少しずつではあるが個人練習の時間が自分で自分の音につい
て考える時間になってきていると思う。

◎指導者の感想(外部講師)
 NE52に取り組みはじめて、約2ヶ月になるが、地道にコ
ツコツと取り組む生徒とそうでない生徒に進捗と効果の違い
が見えはじめた。本来であればどのパートも、この時期
Lesson8~9あたりに進んでいなければならないのだが、
一つの課題に必ず7日間取り組むこととしているので、NE
52に取り組める日が少ないと、どうしても進捗に遅れが出
てくる。今後さらにコツコツ取り組むことを習慣づける事へ
の意識付けを行っていきたい。

◎質問事項
●アンブシャーを直す(チェンジする?)際の基本的な考え
方をご教授ください。(期間、曲練習との兼ね合い等)

【著者・杉山正からの回答】
個々に違うのでアンブシュアチェンジのやり方を1つの方
法として示すことは難しいです。基本的に気をつけること
は上振下支(上2/3、下1/3)、パッカー、ウェット。これ
がベースとなります。アンブシュアチェンジ中は理想のア
ンブシュアになるまで曲練習は行わないでください。期間
は個々により異なります。

***





2010年11月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第4回レポート(平成22年12月3日(金))

◎最近の部の状況(顧問)
ありがたいことに,文化祭,市の音楽会,市民祭など観客
を前にして演奏をする機会を多く持つことができた。その
毎回の演奏の中で自分たちに足りないものは何かを考えさ
せながら,基礎練習の組み立てに生かすことができた。

その後,1週間のテスト休みをはさみ,曲を一切行わない
基礎練習の期間に突入した。基礎練習では,これまでの演
奏の中で指摘を受けた,ダイナミクス等の表現の差をもっ
とつけることと,全体のサウンドをもっとすっきりさせる
(アタックやアインザッツ,短い音でのピッチをそろえる
等)ことを中心に練習を組み立てた。12月にはクラリネッ
トがアンサンブルでホルンがソロでコンテストに出場する
ので,個別に指導にあたっている。

NE52については予定通り実施できた。

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◎練習メニュー
●基礎練習・・NE52,JBCバンドスタディ(バランス・ブ
レンド・リズム・カデンツ)、呼吸法等

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●曲練習・・カンツォーネ・ディ・ブレッツァ(イタリア民
      謡メドレー)海兵隊・時代劇スペシャル・あり
      がとう(いきものがかり)

◎各パートの状況(外部指導者)
 11月は13日、27日の2回の個人指導を行った。
 各パートの状況は以下のとおり

●トランペット(5名)
進捗:Lesson.4~6
トランペットパートにはあきらかにアンブシュアが不自然な
生徒が2名いたので、顧問の先生と相談して、来年の春を目
標にアンブシュアチェンジに挑戦することにした。

マウスピースの位置、楽器の角度等、とにかく自然に、唇の
周りの筋肉など力まないよう指導した。その結果、高音域の
音はまだまだ出せないが、音の質はかなり改善され、本人た
ちにも実感があったようだ。

●ホルン(3名)
進捗:Lesson.5~7
2年生の2人については、運指はほぼ完璧にいくようになっ
た。1年生については、じっくりとあせらず運指を覚えるよ
う指導した。

●トロンボーン(3名)
進捗:Lesson.3~4
スライドポジションにについて、キーボードを使い音程を確
認しながら指導した。

●ユーフォニアム(2名)
進捗:Lesson.5~6
高音域で唇を横に引く様子が見られたためエアーとタングを
意識するよう繰り返し指導した。

●テューバ(2名)
進捗:Lesson.5~6
今月の指導で、一番変化が見られた。
低音域がかなり安定してきた。これは普段曲ではあまり使わ
れない音域をNE52を使って練習することによってじっくり
吹き込むことができた成果と思われる。
 
 
◎指導者の感想(顧問)
月の前半は演奏会に追われて曲作り中心の練習であった。その
中でも1回1回の演奏会にテーマを持たせて,ただ曲をさらう
だけにならないようにできたと感じる。

各演奏会の講評ではダイナミクスの差やメロディの歌い方など
表現面での指摘を多く受けた。加えて,演奏会の録音から全体
のサウンドをすっきりきかせる意識がまだ低いと感じた。

例年,この時期には自由曲の選曲に入っていたが,今年は曲を
一切行わずに音作りに専念することにした。月の後半は基礎練
習のみということもあってモチベーションの低下も危惧したが,
目標を明確にもつことで夏の自分たちの姿をイメージしながら
やる気を維持しているようだ。

あわせてTpの2名がアンブッシュアの修正に挑戦し始めた。そ
れぞれ個人でそれぞれに課題を意識しながら取り組めてきてい
るように感じる。


◎質問事項
●各Lessonにおいて、高音域の音が出ない場合でも、1週間練
習し高音域以外の音域で奏法等に問題がなければ、次の課題へ
進んでよろしいでしょうか?

【著者・杉山正からの回答】
その音が出るまでそのレッスンを続けてください。

●Lesson7等のように、8分音符が連続する場合のクレッシェ
ンドについて、一つ一つの音を少しずつ大きくするのか、それ
とも音符の音の高さにより音量を変えていくのかご教授くださ
い。

【著者・杉山正からの回答】
どちらでもいいのですが、音の高さに合わせて音量を変えて行
くのが望ましいです。

***





2010年12月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第5回レポート(平成22年12月28日(火))

◎最近の部の状況(顧問)
 日没が早くなり,放課後は30分程度しか練習に取り組めない
中,個人レベルでの基礎練習に取り組んだ。金管楽器はNEを,
木管楽器はバンドスタディを中心にそれぞれに課題をもって,
短い時間で集中して取り組むよう指示をした。

 ホルンのソロとクラリネット四重奏はソロ・アンサンブルコ
ンテストに向けての練習にも取り組んだ。

冬休み前には親睦を図る「クリスマス会」を生徒の企画・運営
で行った。

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NE52については大迫氏のレッスンは予定通り実施できた。

◎練習メニュー
●基礎練習・・NE52,JBCバンドスタディ(バランス・ブレン
 ド・リズム・カデンツ)等
●曲練習・・・なし。

◎各パートの状況(外部指導者)
 12月は4日、11日、18日の3回の個人指導を行った。
 各パートの状況は以下のとおり

●トランペット(5名)
進捗:Lesson.4~7
アンブシュアチェンジに取り組む2人は地道に取り組んでいる
が、高音が出ない状態のため、Lesson5までを音の出る範囲
で取組中。高音は出せないものの中音域から低音域はかなり
安定してきた。

●ホルン(3名)
進捗:Lesson.5~8
2年生の二人は、かなり安定してきた。
一人はソロコンに出るため、ソロの曲を指導、表現を工夫する
よう指導した。

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●トロンボーン(3名)
進捗:Lesson.5~6
低音域でロータリーを使った際の音程が定まらない。
吹き方に関して見た目には問題ないように見えるが、自然な呼
吸で吹けるよう指導したい。

バストロンボーンは太く響きのある音だが、音程が定まらない
音が随所に見られるので、引き続きキーボードを使い音程の確
認をしながら進めていきたい。

●ユーフォニアム(2名)
進捗:Lesson.6~7
一年生もいい響きで音が出るようになってきた。もっと息を使っ
て吹くよう指導していきたい。

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●テューバ(2名)
進捗:Lesson.6
低音の響きも良くなってきたが、一つ一つの課題を荒くさらっ
ているように感じる。時間をゆっくりとって一つ一つの音に
集中しながら練習するよう指導した。
  
◎指導者の感想(顧問)
 ソロ・アンサンブルコンテストに出場。結果はともに銀賞
であった。講評ではソロ・アンサンブルともに音程やフォル
テの音色などは認めていただけたが,「会場の後ろの方まで届
く音」や「表現の幅」など特に弱奏の表現・伸びやかさにつ
いての指摘が多く見られた。そのことを受けて基礎合奏の中
で大きな呼吸で楽器を鳴らす意識を再確認した。やはり,最
後は豊かな「息」のことに尽きると感じた。

◎ 質問事項
生徒によってはFTBやHAB等も併用しても差し支えないでしょ
うか? また、NE52のどのあたりまで進んだ際、これらを取
り入れればよいかご教授ください。

【著者・杉山正からの回答】
対象が中学生ということであれば、FTBもHABも併用しなくて
いいと思います。NE52をまず終えてからでFTB、HABに移行
していってください。


***





2011年1月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第6回レポート(平成23年1月31日(月))

◎最近の部の状況
曲に一切取り組まずNEとバンドスタディの基礎練習のみの12
月を終え,1月から自由曲候補と卒業式に向けての練習を始め
た。とは言っても,自由曲候補はテンポを倍近くまで落とし,
一音一音に息を入れ,響かせることを中心に練習を行ってきた。
また,夏のコンクールのための選曲会など吹奏楽の演奏の視聴
も行った。

◎練習メニュー
●基礎練習・・NE52,JBCバンドスタディ(バランス),
       呼吸法等
●曲練習・・・絵のない絵本(改訂版),威風堂々より中間部,
       ありがとう(いきものがかり)

◎各パートの状況(外部指導者)  1月は10日、15日の
2回の個人指導を行った。  各パートの状況は以下のとおり

●トランペット(5名) 進捗:Lesson.6~8 アンブシュアチェンジ
に取り組む2人はかなり安定してきた、音域も徐々にではある
が広がってきた。 他の3人については順調に課題をこなしてい
るが、クレッシェンドの際、息をしっかり入れてハイキックを
意識するよう指導した。

●ホルン(3名) 進捗:Lesson.6~10 ホルンパートは、順調に
課題をこなしており、運指にもだいぶ慣れてきたようである。

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●トロンボーン(3名) 進捗:Lesson.5〜6 ここへきてだいぶ音
色に変化が見られ始めたが、低音域の音程はまだまだ不安定で
ある。キーボードを用いて根気よく一つ一つの音を確認しなが
らすすめていきたい。

●ユーフォニアム(2名) 進捗:Lesson.6~7 順調に課題はこな
しているようだが、今月はレッスンへの参加が少なかった。

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●テューバ(2名) 進捗:Lesson.6〜7 以前もレポートしたとお
り、低音域がだいぶ安定してきたが、若干音程に不安があるた
めキーボーでの音程確認を続けていきたい。

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◎指導者の感想(顧問)
昨年から引き続き「息を入れて楽器を響かせているか」を合奏
の指導の基準に置いた。意識をしているときとそうでないとき
の音の響きの変化が大きくなってきたように感じる。息を入れ
る意識が徹底できているときはよい響きが聞かれるようになっ
てきていると思うので妥協せず,それが当たり前になるように
今後も声をかけていきたい。アンブッシュアチェンジに取り組
んだ生徒の成果も徐々に出てきている。来月から具体的なコン
クール曲への取り組みが始まるのでモチベーションを保てるよ
う取り組みたい。

◎質問事項 今回は特にありません。

***






2011年2月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第7回レポート(平成23年3月1日(火))

◎最近の部の状況(顧問)
先月から引き続きのコンクールの取り組みと卒業式に向けての
練習を行った。コンクールの取り組みでは主に課題曲1,2,
4をテンポを倍に落として音の響きを確認しながらの練習を
行った。その中で,Tpの音域や響き等を考慮して,1と2に
課題曲を絞った。
 
卒業式に向けての練習も始まり,取り組むべき曲が多くなって
きた。曲を通すことだけに練習が終始しないように,個々の楽
器の響きとくに強奏でのバランスや息の入り方に注意しながら
指導してきた。

◎練習メニュー
●基礎練習・・NE52,JBCバンドスタディ(バランス),呼吸
       法等
●曲練習・・・課題曲1「ライブリーアベニュー」 課題曲2
       「天国の島」 課題曲4「南風のマーチ」
       BestFriend(西野カナ),威風堂々
       より中間部 卒業式スペシャルメドレー(Yell、
       全てが僕の力になる,明日へ,愛をこめて花束を,
       遥か)

◎ 各パートの状況(外部指導者)
2月は5日、19日、26日の3回の個人指導を行った。
各パートの状況は以下のとおり

●トランペット(5名)
進捗:Lesson.8〜9

アンブシュアチェンジに取り組んでいる生徒は音色等に驚く
ほど変化が見られてきている。他の生徒も着実に課題をこな
している。

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●ホルン(3名)
進捗:Lesson.8〜12
2年生の2名は順調に課題をこなしている。1年生も運指に
苦労しながらも着実に先へ進んでいる。

●トロンボーン(3名)
進捗:Lesson.7

キーボードを使用した練習の効果が少しずつでき、音程もだ
いぶ安定してきた。奏法に問題があるのか、低音域の音程が
なかなか改善されない。今後時間をかけてじっくりと経過を
見ていきたい。

●ユーフォニアム(2名)

進捗:Lesson.6〜8

部活を休みがちなせいか、なかなか先へ進まない状況だが、
奏法、音色等は問題ないため、このまま経過を見ていきたい。

●テューバ(2名)

進捗:Lesson.9
楽器が大きいため音が小さく息が続かない状況が見受けられ
る。肺活量の問題か、息の使い方の問題か、テューバ奏者で
ある顧問と相談しながら進めていきたい。

pic02.jpg
  

◎指導者の感想(顧問)
相変わらず,気持ちと息の入り方にムラがあるように感じる。
楽器に息を入れて響かせようという意識が感じられるときの
音はよくなってきていると思うが,それが当たり前になるよ
うに指導を続けたい。

合わせて,曲練習が多くなり,音に大切にする意識(ピッチ
や音の形など)が少し下がってきたように感じる。曲を「さ
らう」ことに終始しないように気をつけて指導していきたい。

アンブッシュアチェンジに挑戦したTpの生徒は成果が大い
に表れてきていると感じる。外部指導の大迫さんに感謝した
い。

***






2011年3月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第8回レポート(平成23年3月28日(月))

◎最近の部の状況(顧問)  
先月から引き続き,コンクールの取り組みと卒業式・入学式
に向けての練習を行った。コンクールの取り組みでは課題曲
を中心にテンポを半分に落としてゆっくりと音程や音色を確
認する練習とテンポを8割程度落として曲想やアーティキュ
レーションなどに注意しながら曲の雰囲気などをつかむ練習
を行った。  

卒業式の本番では退場する卒業生のタイミングに合わせてそ
の学級の合唱コンクールで取り組んだ曲を演奏するというメ
ドレーを編曲し,タイミングを計りながらの演奏に緊張感も
高まった。また,引退した先輩に自分たちの音を聞かせる数
少ない機会として生徒の動機も高かった。

soo_mar_pic01.jpg

また,学期末にはFl(Pic)の生徒が転校を理由に吹奏楽部を
去った。最後にプレゼントとして『BEST FRIEND』(西野
カナ)をサプライズで演奏した。メンバーとの別れに寂しさ
や悲しさを抑えきれない生徒も多かったようだ。

◎練習メニュー
●基礎練習・・NE52,JBCバンドスタディ(バランス),
 呼吸法等
●曲練習・・・課題曲1「ライブリーアベニュー」 
 課題曲2「天国の島」 BEST FRIEND(西野カナ),威風
 堂々より中間部  卒業式スペシャルメドレー(Yell、全て
 が僕の力になる,明日へ,愛をこめて花束を,遥か)

◎各パートの状況(外部指導者)
●トランペット(5名)
 進捗:Lesson.9〜11 順調に課題をこなしている。3月
 は東京シティフィルの上田氏にグループレッスンを受ける
 機会があり、よい刺激となった。

soo_mar_pic02.jpg

●ホルン(3名)
 進捗:Lesson.10~13 音色、音程ともに安定してきた。
 運指の難しいところは、上級生が確認するよう指導した。

soo_mar_pic03.jpg

●トロンボーン(3名)
 進捗:Lesson.8〜9 キーボードで一音一音確認してきた
 効果が出てきた。意識して息を出すことと自分が出したい
 音色をイメージして発音することを指導していきたい。

●ユーフォニアム(2名)
 進捗:Lesson.10 全ての音域で響きがよくなってきた。
 課題も順調にこなしている。
 
●テューバ(2名)
 進捗:Lesson.11 テューバにとっては音域が高く苦戦して
 いるようだ。高音域はどうしても口先だけで音を出しがちの
 ようなので、しっかりと息を入れるよう指導した。
 
◎指導者の感想(顧問)
 最近のセクション全体として気になることは木管楽器の細か
 い動きの中での音程と金管楽器の動きの中での発音。どちら
 もロングトーンなど基礎練習の中では丁寧に合わせることが
 できるようになってきているが曲の動きの中で音程がずれた
 り,アタックが決まらなかったりすることが多く感じる。克
 服できるよう基礎練習のメニューを考えていきたい。  

 金管楽器の3名(Hr2,Tu1)の生徒が自主的にソロの
 コンテストに出場した。まず,自発的に行動したことを大い
 に評価したい。結果は3名ともに奨励賞であったが,周りの
 レベルの高さを痛感したようであった。その経験をこれから
 の部活動への取り組みの動機として生かしてくれたらと思う。

soo_mar_pic04.JPG

***






2011年4月末レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第9回レポート(平成23年5月9日(月))

◎各パートの状況(外部指導者)
 4月は9日(土)、23日(土)、30日(土)に指導を
 行った。各パートの状況は次のとおり。

●トランペット(5名)
進捗:Lesson.10〜13 
唇を横に引いた状態で吹いているのが見受けられたので、パッ
カーにするよう指導した。音の終わりの処理で唇を締めたり舌
で切っている生徒がいたので、そうならないよう指導を行った。
新2年生のがんばりがみられるようになってきた。

●ホルン(3名)
進捗:Lesson.12~16
8ヶ月目にしてLesson16というのが順調かどうかわからない
が、全体の中では一番進みのいいパートである。ひところは運
指に問題のあった新2年生も最近はだいぶ慣れてきたようだ。

●トロンボーン(3名)
進捗:Lesson.10〜11 
はじめた当初、キーボードを使い音程の確認をしながら進めて
いった成果がみられるようになった。新2年生も音がよく鳴り
はじめたが、パート全体としてはまだまだである。音程、バラ
ンスを意識しながら全体が豊かに響くよう指導していきたい。

●ユーフォニアム(2名)
進捗:Lesson.6〜13 
音もよく響き、楽器のもつ特色がよくでている。しっかり課題
をこなしていけば、もっとよくなると思われるだけに、進捗が
遅いのがもたいない。地道にコツコツ取り組めるよう指導して
いきたい。

●テューバ(2名)
進捗:Lesson.11~12
低音域がよく響くようになってきた。しかし、課題が進むにつ
れ高音域が辛くなってきているようだ。このまま課題の音域の
とおり取り組んでいっていいものか不安があるので、是非ご教
授いただきたいところである。

◎質問事項
課題が進むにつれ音域が広がっていきますが、テューバにとっ
てはかなり辛くなってきているようです。必ず最高音が出るよ
うになるまで繰り返すのか、それともある程度の音域まで正確
に吹くことができれば次へ進んでいいものか、ご教授願います。
ちなみにトランペットについて同じような質問を前にもしたこ
とがありますが、テューバに関して再度質問いたします。

【著者・杉山正からの回答】
その音が出るまでステイさせてください。
チューバは記譜の1オクターブ下で使用させてください。
 
***






2011年5・6月レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第10回レポート(平成23年7月5日(火))

◎最近の部の状況(顧問)  
新入部員も入り基礎練習を地道に丁寧に行っているようである。
2・3年生はコンクールに向け課題曲・自由曲の音作りに余念
がない。  

指導者が諸事情により5月より変更になり吹奏楽に関して全く
わからない(音楽教師歴は長いが)なりに外部指導者の大迫さ
んに協力を仰ぎ生徒の練習があまり変わらないように取り組ん
でいる。  

今までの練習をしっかりとやってきている成果が現れてきてい
ると思います。  

コンクールへの取り組みは個人の課題練習はもちろんセクショ
ンでのアンサンブル形式を重点において取り組んでいます。

●課題曲:Ⅱ.天国の島
●自由曲:Jalan-Jalan~神々の島の幻影~

◎各パートの状況(外部指導者)
5月は前半は仕事の都合、中旬以降は東日本大震災の復興支援
で宮城県石巻市へ出かけていたため、一度も指導することがで
きなかった。東北地方の様子については、文末で若干触れたい
と思う。  

6月は11日(土)と25日(土)に指導を行った。各パートの状
況は次のとおり。なお、金管パートにおける新入生の状況は次
のとおり。  

トランペット2名  
ホルン2名  
トロンボーン1名    
計5名  

●トランペット(7名)
進捗:Lesson.1〜15  
1年生二人のうち一人はコンクール終了までパーカッションを受
け持つ事になり現在は一人がNE52に取り組んでいる。以前、
アンブシュアチェンジに取り組んだ3年生二人も経過は順調で
ある。先日、某プロオーケストラのトランペット奏者にパート
レッスンをしていただいた際に、パート全員のアンブシュアが
いいことを褒めていただき、どうすれば全員こんなきれいなア
ンブシュアになるのか教えてほしいと聞かれ、NE52の効果を
あらためて実感できた。

●ホルン(5名)
進捗:Lesson.1〜20  
さすがに3年生ともなると感もよく次々と課題をこなしていく。
ただ、ここ最近、バテが早くなり唇が痛くなるという相談をう
けたため、カリキュラムを戻す事も視野に慎重に取り組んでい
きたい。 

kagoshima1106_1.JPG

●トロンボーン(4名)
進捗:Lesson.1〜13  
音が細く伸び悩んでいた生徒もいたが、最近は割と音も太く
なってきた。音程についても、根気よくキーボードで音取りを
してきた成果が現れてきた。

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●ユーフォニアム(2名)
進捗:Lesson.6〜15  
二人のうち一人は部活動を休みがちで、なかなか課題を進める
事ができないが、もう一人は順調に進んでいる。音色もユー
フォニアムらしい響きのある音が出るようになった。

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●テューバ(2名)
進捗:Lesson.13〜15 
高音域の音がなかなか出ず苦労していた、いつの間にかちゃん
と出せるようになっていた。音の響きの方もバンド全体を支え
られるようになってきた。

◎ここ最近の感想(外部指導者)  
コンクール前ということもあり、他の中学校のバンドを聞く機
会が増えてきたが、率直な感想として、他の学校に比べ金管は
かなり伸びてきていることが実感できる。カリキュラムの進み
は遅いものの、着実に力はついてきているようだ。

kagoshima1106_4.JPG

◎東北地方の様子  
3月11日に発生した震災以来、いても立ってもいられず、チャ
ンスがあればいつでも支援に行く心づもりはしていた。そんな折、
近隣市町と連携して岩手県の大船渡市に市職員を派遣することに
なり、すぐさま志願し3月下旬から4月上旬まで支援活動に参加
することになり、震災後2週間後に現地に行くことになった。

報道等である程度の覚悟はしていたが、実際現地に行ってみて愕
然とした。 いったいここで何が起こったのか・・・  テレビで
視るのと違い、空気や匂い、現地の方々の話を聞くにつれ、ここ
で起こったことが現実のものとして実感されるようになった。

支援先の市役所では同じ音楽をする人との出会いもあり、何年後
になるか分からないが、復興の際には音楽での交流を約束するこ
ともできた。ぜひ実現したい。  

5月中旬から下旬にかけ、今度は宮城県石巻市に支援に行くこと
になった。震災後、2ヶ月あまりたってからの現地だったが、報
道にもあるように瓦礫の撤去などほとんど進んでいないという印
象を受けた。

ただ、浸水はしたもののヘドロの除去が進み、石巻市役所付近の
商店街も徐々に活気を取り戻してきていた。とはいえ、まだまだ
復興への道のりは遠く、本当に何年かかるか分からないという印
象は拭えなかった。今後も機会あるごとに支援をしていきたい。

***






2011年7月レポート
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第11回レポート(平成23年8月8日(月))

◎最近の部の状況(顧問)
2・3年生と1年生のコンクール出場者はコンクールに向け課題
曲・自由曲の音作りに余念がなく,自分たちの音楽を録音しては
聴き,反省して悪かったところをよくするよう練習するというパ
ターンの繰り返しでした。

気になる部分や技術的な面は外部指導の大迫さんにお願いして指
導していただきました。

全体合奏では,まずは各パート同士縦がそろうよう意識しての練
習。ハーモニーに関してはハーモニーディレクターを使用し,き
れいなアンサンブルになるよう要所要所確認をしての練習。

合奏でそろわない部分は速度を落として再確認。

管楽器は音を出すときのアタックや演奏するまでの息のタイミン
グを揃えるのを意識させた練習。今までの練習をしっかりとやっ
てきている生徒とそうでない生徒との差も出始めて来たように思
います。

110731_pic01.JPG

◎コンクールの結果と講評
【夏の祭典】・・・・銀賞
講評
◎曲調に合った明るいサウンドで好感が持てます。最後に向けて
の盛り上がりが良かったです。中間部も美しかったのですが,も
う少しピッチを合わせることに注意を払いましょう。 

◎表現力が豊かで丁寧な曲の仕上げです。惜しまれるのは弱奏部
分での各パートの音だし(発音)がそろうとスムーズな流れになっ
たのでは。管と打楽器のバランス(goodですメリハリがあって) 

◎遅いテンポ,速いテンポ,メリハリがよく表現出来ていて曲想
もよく出ていたと思います。後半楽器も良く鳴って迫力のある演
奏でした。鍵盤打楽器のリズム感がとても良かったです!

◎さわやかなサウンドですね。フレーズ間はしっかり息を入れま
しょう。後押しに注意。pの音の入りは,頭で音をイメージする
ように。木管いいですね。金管響きを作りましょう。

【吹奏楽コンクール県予選】・・・銀賞
講評
◎課題曲:特にクラリネットセクション大変上手でした。とても
すばらしい演奏でした。
 自由曲:アタックや細かいパッセージが少し気になりましたが
大変素晴らしい演奏でした。

◎課題曲:数少ない選曲、楽しく聞くことができました。よくま
とめられている演奏でした。パート内のタテが揃わず粗くなって
しまうのが惜しかったですね。
 自由曲:明るい民謡の雰囲気が表現されていました。少し音が
重く不透明な分、ハーモニーや主旋律リズムにキレがなくなるの
が残念です。アップテンポのところはとても雰囲気が出てました。

◎課題曲:頭はpicc.がメインなので、バックとのバランスが上手
く行くといいですね。合わせようとする為か、フレーズが短いの
で、タップリ大きく作ってください。Trp.明るく良い音ですヨ。
Cl soloとても良い音でした。
 自由曲:低音群、ぬけた音で音程がもっと合うと良いですネ。
Tutti Soundはとても豊かで良い音です。テンポが速い部分が荒く
聞こえるので、もっと音色を大切に、雑にならないように。

◎課題曲:元気のあるしっかりした演奏です。昼間部のHはもう
少し流れるようにフレーズを作って欲しいです。テンポが速いC
などはリズムが転ばないように丁寧に!
 自由曲:よくまとまっていますが、速い部分がせっかちになり、
遅い部分の流れが停滞している印象です。速い部分は丁寧に遅い
部分は必ず進行させるイメージで作らないと音楽が落ち着かなく
なり、不自然な印象を受けます。

◎課題曲:全体のアンサンブルがしっかりした演奏でした。和音
の響きが少し不安定になる事がありますのでバランスをとりなが
ら音を注意深く聴き合い音程を揃えていくとよいでしょう。細か
い音が粗くならないようコントロールするよう注意すると良いと
思います。
 自由曲:音楽の流れが良くまとまりのある演奏で良かったと思
います。フレーズがおさまる時に若干サウンドや音のとり方が乱
れてしまうことがありますので、音をきるまで安定した音をキー
プするよう意識すると良いと思います。場面場面の表情が伝わっ
てくる演奏でした。


◎各パートの状況(外部指導者)
●トランペット(7名)進捗:Lesson.2〜17
●ホルン(5名)
進捗:Lesson.1〜22
●トロンボーン(4名)
進捗:Lesson.1〜15
●ユーフォニアム(2名)
進捗:Lesson.6〜15
●テューバ(2名)
進捗:Lesson.13〜15

7月はコンクールの練習が多く、なかなか個人レッスンの時間が
とれなかったが、各自よく練習していたようである。コンクール
の結果はさておき、演奏そのものはとても好感のもてる演奏だっ
たと思う。(細かい事をあげるときりがないが・・・)8月はお
盆過ぎまで部活動が休みということで、個人レッスンの時間がと
れるか不明だが、機会を作って一年間のまとめをしっかりやって
いきたい。

***






一年間を振り返って
曽於市立末吉中学校吹奏楽部
NE52第12回レポート(平成23年9月5日(月))

◎最近の部の状況(顧問)
8月
(初旬)
コンクールが終わりかなり緊張感がなくなり週末に出演するパレー
ドの曲を練習。 全体の基礎練習・個人の基礎目標はしっかりとメ
モさせ継続した練習は続けた。

(中旬)
学校から出された課題を終わらせることや中学3年生もいるので
(受験生として)しっかりと学習面も取り組めるために部活動は
休ませた。

(下旬)
9月18日の校内体育大会・9月24日(土)に開催予定の定期
演奏会に向けての練習。 急に曲目も増えたので2・3年生の譜読
みは相変わらず早いのでパート練習・セクション練習・と進める
予定が1年生の負担が増えてきたので譜読みの時間に費やした。


1年を通しての生徒の変容
指導内容をしっかりと復習し毎日欠かさず努力できた生徒はかな
り音も安定し,音も遠くまでとんだ音に鳴ってきているようです。
まさしく継続は力なり。 また,毎日取り組んだことを記録させるこ
とで自分への励みになったようだ。

吹奏楽にそう詳しくない自分でも生徒の変容がはっきりとわかり,
レッスンしてくださった大迫さんや生徒の努力に感謝感謝です。   

今後の課題として・・・
最大の一つとして やはりこれで終わらせることなく,取り組み
をしっかりと継続するため,顧問として時間の確保と綿密な計画
を立てることが大切だと思います。

途中交代でレポートも不十分で申し訳なかったですが,この素晴ら
しい取り組みを紹介していただくと同時に1年間ご自分の貴重な
時間をレッスンに割いてくださった大迫さんに感謝を致します。
ありがとうございました。

◎各パートの状況(外部指導者)
●トランペット(7名)
 進捗:Lesson.1~18
●ホルン(5名)
 進捗:Lesson.3~25
●トロンボーン(4名)
 進捗:Lesson.1~16
●ユーフォニアム(2名)
 進捗:Lesson.6~18
●テューバ(2名)
 進捗:Lesson.15~17

8月はコンクール後の休暇に加え、部活動が再開となっても土日は
休みで平日の日中のみの部活ということで、自分が休暇を取らな
いかぎり個人レッスンはできない状況でしたので、8月は1度もレッ
スンをすることはできませんでした。
 
進捗状況につきましては、9月3日(土)に久しぶり行った際の進
捗状況を記載しております。
 
さて、NE52に一年間取り組んでの感想ですが、まずはこの教
則本との出会いからお話ししますと、自分自身、NE52の著者
である杉山先生に何度か個人レッスンを受ける機会があり、その
教えに従い練習を積めば積むほどこれまでに経験したことのない
自分の変化を実感してきていました。
 
この実感を田舎でがんばっている金管仲間に伝えたい。生涯楽器
を続けていくためにはどんなことが必要なのかを地元の学生の皆
さんに知ってもらいたい、そんな思いでいたおり、昨年の夏頃に
NE52の存在と、しかもモニターの募集をしていることを知り、
すぐに発行者の黒坂さんへ連絡をとったのが始まりです。
 
この教則本は、初めて楽器を手にした人も基礎から学習できるよ
うにできており、毎日コツコツと続けることで、無理なく上達で
きるようにできています。実際、実践してみて、モニター中学の
顧問の先生もおっしゃっているように、コツコツ続けた結果、個
人の演奏レベルやバンド全体のサウンドにかなりの変化があった
のは間違いのない事実です。
 
また、アンブシュアに問題のあった生徒たちへはアンブシュアチェ
ンジと併用して活用した結果、これにも絶大な成果がみられ、昨
年の年末からアンブシュアチェンジに取り組み、同時にNE52
の課題ををじっくりとこなしていくことで、今年のコンクールで
はTpのトップとして、すばらしいサウンドを披露してくれたこ
とには、取り組んだ生徒の地道な努力に加えて、NE52の効果
に正直驚きました。
 
これまでの個人練習といえば、お決まりの基礎練習と曲の練習と
いうようなことが多かったと思いますが、個人練習にNE52が
加わることにより、自分の技術レベルの現状を客観的に把握でき、
また、続けることで確実に進歩が実感できるようになり個人練習
への意欲も高まったように思います。
 
NE52を活用するにあたり、今後の課題と思うことは、楽器を
はじめる早い段階から、正しい奏法を身につけるために、初歩の
段階で的確なアドバイスができるトレーナーの存在と、課題を確
実に進めるためのツールの活用も必要と感じます。
 
また、金管以外の他のパートについても、NE52のような形で
練習に取り組めるようなものがあれば、さらにバンド全体のレベ
ルアップに繋がると感じました。そこのところは、黒坂さんよろ
しくお願いいたします。

最後に、今回、このようなすばらしい機会を与えてくださった黒
坂様、こちらからの質問に的確なアドバイスをいただいた杉山先
生、モニターへの参加に賛同していただいた部活顧問の先生、そ
して、課題にたいして真摯な姿勢で取り組んでくれた末吉中吹奏
楽部の金管パートのみなさんに心から感謝を申し上げます。
「ありがとうございました。」
 
自分自身は、これからも金管楽器のトレーナーとして地域の音楽
文化発展にむけ、できる限りの取り組みを続けていきたいと思っ
ております。今後とも皆さんのご協力とご指導をよろしくお願い
いたします。

2011_aig_soo.JPG
末吉中金管パートのみなさん

***


<ト音>

<ヘ音>