立ちが変わると考えが変わる



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立ち方の重要性についてはどれほど言葉を費やして
も足りないくらいです。姿勢を整えるのは見た目の
美しさのためではなく、運動構造を根底から変革す
るためということが少しずつ理解されてきています。

ところで、ここでいう「運動」には精神活動も含ま
れます。立ち方が悪いと、その影響は認識や思考に
まで及ぶ。つまりきちんと立てていない人は、きち
んと考えることができない(その可能性が高い)と
いうことです。

「物事がゆがんで見えている」とか「頭がカタい」
とかいう表現があります。それらは立ち方のゆがみ
やカタさを反映している場合があります。

「自然に演奏すればいい」とか「自然に呼吸すれば
いい」という指導は、まったく正しいと思います。
しかしきちんと立てていない人が「自然」と感じる
演奏や呼吸は、時としてきわめて不自然であり得る。
それは自然ではなく我流になるからです。

自然とは、文字通り「自然法則に沿った」という意
味でとらえるべきでしょう。だとすれば、その第一
歩は重力と骨格・筋肉・内臓との関係を最善にする
立ち方の学習から始めるのがよいと考えます。

ウォーター&ブレスやタングマジックで、立ち方の
練習にたくさんの時間をさくことを薦めるのは、こ
のようなバックグラウンドがあるからです。

【参照】毎日の身体づくり